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大船山(九重連山)梅雨晴れの朝駆け登山フォトアルバム |
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(登山記) |
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2010.07.07 |
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梅雨さながらの天気の中、待ち焦がれていた晴れマークが突然現れた。仕事も少し忙しいが何とかキリをつけ山行き決行。 | |||||||||
今日は雲海なんぞに期待を抱き大船山に朝駆けをして、大戸越のオオヤマレンゲを見て帰るルートだ。 | |||||||||
登山口は久しぶりに吉部にした。午後10:30自宅(大分市)を星空の下出発。長湯温泉から阿蘇野へ峠を越え、男池で | |||||||||
トイレ休憩をして午前0:00吉部登山口に早めの到着。1台のライトバンが停まる近くの道端に車をを停め、ゆっくり準備をして | |||||||||
午前1:30吉部登山口を出発し植林帯へ踏み込んでいく。最初は緩やかな上りが続き、やがて急坂となる。 | |||||||||
このルートは夜中とはいえ静かではない。沢の水音が良く聞こえ励みに成るが、トラツグミの薄気味悪い鳴き声が終始 | |||||||||
付きまとうのは有り難くない。急坂を登り終えるとなだらかな道になり、ヤマアジサイがヘッドランプに照らされ少し癒される。 | |||||||||
やがて大船林道に合流して少し歩くと平治岳山頂から綺麗な三日月が顔を出して少し明るくなった。 | |||||||||
足に応える砂利道の大船林道を黙々と坊ガツルへとひた歩く。午前3:10テント4張り程の坊ガツルへ到着。 | |||||||||
休まず段原へ向け樹林帯の中へ入っていく。途中からラジオでサッカーワールドカップのオランダ対ウルグアイ戦が始まり、 | |||||||||
少し聞き入り過ぎたのか、段原に午前4:30予定より少し遅れて到着。すでに東の空が赤く綺麗に焼け始めていた。 | |||||||||
少しあわてて大船山へ向けて最後の上りに取り付き、午前4:50大船山頂上に到着。強くは無いが冷たい風が少し有り、 | |||||||||
寒いので着増ししてカメラを構える。天候は申し分の無い晴れで、面白い雲が沢山有る。ただ日の出方向に分厚い雲があり、 | |||||||||
御来光は拝めそうも無い。しかし鮮やかに朝焼けした雲の七変化といい、透き通った空気の向こうに久しぶりの阿蘇五岳が | |||||||||
綺麗に見える。何と言っても群青を思わせる、鮮やかな青空が全てを引き立てる。今日も大いに感謝である。 | |||||||||
日も高くなり撮影も終り、感動の余韻に浸りながらミヤマキリシマの終りを見届け、午前6:15誰も居ない大船山を後にする。 | |||||||||
大船山から眺めた時、米窪原にミヤマキリシマのピンクが少し見えたので、米窪原へ入ると一株だけ今も盛りと頑張っている。 | |||||||||
米窪原の終演した主役のミヤマキリシマを眺めながら、株間を抜け大戸越方向へと進む。やがて正面に静けさを取り戻した | |||||||||
平治岳が出迎えてくれる。又一年英気を養い来年も素晴らしいミヤマキリシマを見せてくれる事だろう。 | |||||||||
しばらく下りオオヤマレンゲを見つけるが、大きく開花したものは殆んどが痛んでいる。しかし蕾もまだ有るのでもう少し | |||||||||
楽しめそうだ。しとやかに咲いていたオオヤマレンゲを写真に納め、大戸越へ下る。静かな大戸越から改めて平治岳を | |||||||||
見上げ直すと、何だか感慨深いものが有る。来年への念を抱きながら下り始める。 | |||||||||
帰路は平治岳をトラバースする感じのルートを通り大船林道へ出て、鳴子川の右岸を吉部へ帰る。 | |||||||||
今日は2週間ぶりの山行きだったが、期待以上の満足感を頂いたおかげで割りと疲れていないような気がする。 | |||||||||
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大船山からの三俣山 |
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大船山からの北大船山・米窪原・平治岳 |
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大船山からの鳴子山・稲星山・白口岳 |
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大船山頂上からの御池 |
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一株だけ頑張って咲いていた米窪原のミヤマキリシマ |
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米窪原からの大船山 |
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大戸越の艶やかなオオヤマレンゲ |
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鳴子川沿いのヤマアジサイ |
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鳴子川沿いのヤマアジサイ |
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