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平治岳(九重連山・大分)雪とガスの朝焼け朝駆け登山フォトアルバム 

(登山記) 

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2011.02.07

 
      ここのところの寒の緩みで九重連山の積雪もかなり融け、狙っていた平治岳の深い積雪にもトレースが刻まれていることだろう。
 
      と言う事で今日は、雪の九重連山の夜明け狙いで吉部登山口から平治岳へ朝駆けする事にした。天気予報も終日晴れマークである。
 
      気温5℃の暖かい星空の大分市を前日午後11:00出発。長湯温泉から山を越え阿蘇野経由で吉部登山口へ向う。
 
      飯田高原に入り吉部登山口への脇道へ入ると、まだまだ道路はアイスバーンと化した雪が残り、車はお尻を振りながら進む。
 
      午前0:30、静まり返った一台の車も無い吉部登山口に到着する。気温2℃、この時期にしては暖かい方だろう。
 
      雪道を考え、平治岳南峰まで3時間30分から4時間を見込み、午前2:30吉部登山口を出発する。
 
      しっかりと雪の残っている植林帯の中を進み、ゆっくりでは有るが急坂を登りきると汗が噴出してきた、今日はやはりかなり暖かいようだ。
 
      暮雨の滝の分岐を通過し、雪の融けた大船林道へ合流する。月明りも無く平治岳のシルエットもハッキリしないが上空は星空で安心する。
 
      大船林道から川を渡り、吉部から約1時間40分で坊がづるへ到着する。テントは一張も無く、休まず樹林帯へと入って行く。
 
      期待したトレースはしっかりと有るがそう多くでは無く、大戸越に近づくにつれ次第にトレースも深くなる。
 
      時間的には普段とあまり変わらず大戸越に到着するが、疲労感はかなり違うようだ。
 
      大戸越に到着して暗いながらも周りを見渡すが、今までの樹林帯と打って変わり雪は殆んど融けて無くなっていた。
 
      あまり雪が有り過ぎて登れないのも困るが、ここまで融けてしまうとわがままだが、かなり残念でショックである。
 
      小休止後、気を取り直して平治岳のクラスト化した登山道の雪の上を登って行くが、次第にガスに包まれるようになり、不安がよぎる。
 
      南峰直下の登山道で、防寒着を着込みがてら大休止の後、午前6:00時折りガス雲の吹き抜ける平治岳南峰へ到着する。
 
      気温氷点下8℃、強い西よりの風が吹き付け、東の空は今日は遅めでまだ赤らみが始まっていない。
 
      今日は朝日の力が弱いようで、九重連山のバックの裏焼けも、いつもより上品で淡いピンク色止まりである。
 
      一時は撃沈かとも心配されたガス雲だが、日の出時刻が近づくと共に次第に下から上へと舞い上がり始め、九重連山が見え隠れし始めた。
 
      そしてそのガス雲が朝日に照らされて真っ赤に燃え上がり始めたから、一時は何とも贅沢な忙しさとなり茫然自失の状態となった。
 
      その後もしばらく九重連山のガス景は続きタップリとシャッターを切り終え、平治岳南峰を本峰へ向け後にする。
 
      平治岳本峰への登山道も最初に歩かれた方の苦労が伺えるような深いトレースが刻まれている。
 

      日も高くなり本峰へは長居せずに南峰から大戸越へと下って行くが、今日は天気は良いのだが何か霞んでいてスッキリとしない。

 
      アイゼンのせいか足の裏の痛みを坊がづる避難小屋で癒しながら休憩を取り、タップリと積雪した坊がづるの雪原を大船林道へと進む。
 
      そして帰りに当然、暮雨の滝に寄り氷の具合を確認するが、今日も暖かいのでまさに目の前で解氷がどんどん進んでいた。
 
      今日は平日だけに、坊がづる付近で登山者4人程を見かけただけで寂しかったが、九重連山の朝はガス雲と強風で騒々しかった。
 
                                                                                   
 
 
 
 
 

 

 

法華院温泉山荘の明りが灯る日の出30分前のブルーな雪の九重連山(平治岳南峰より)

 
 
 
 
 
 

 

 

 日の出前の雪の九重連山と裏焼け(平治岳南峰より)

 
 
 
 
 
 

 

 

ガスが赤く染まる日の出(平治岳南峰より)

 
 
 
 
 
 

 

 

ガスに包まれる日の出直後の雪の九重連山(平治岳南峰より)

 
 
 
 
 
 

 

 

朝焼けする雪の白口岳・稲星山・中岳・天狗ヶ城とガス雲(平治岳南峰より)

 
 
 
 
 
 

 

 

真っ赤に燃え上がるガス雲と大船山(平治岳南峰より)

 
 
 
 
 
 

 

 

朝焼けする雪の三俣山と平治岳南峰とガス雲(平治岳南峰より)

 
 
 
 
 
 

 

 

朝日に照らされる雪の中岳・天狗ヶ城と星生山(平治岳南峰より)

 
 
 
 
 
 

 

 

朝日に照らされる雪の九重連山と朝霧に霞む坊ガツル(平治岳南峰より)

 
 
 
 
 
 

 

 

ここの所の暖かさで解氷が進む暮雨の滝

 
 
 

 

 

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