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久住山(九重連山)男池ユキワリイチゲ登山フォトアルバム

(登山記) 

2011.03.28

 
 九重連山の寒さはまだまだ厳しく、春本番までは今しばらくのようである。
 
 今回も未踏ルートということで、赤川登山口から赤川谷を登り久住山へ西尾根を直登するつもりだが、

 想像しただけでも怖そうである。
 
 あの急峻な久住山の西尾根を登る事など考えた事も無かった。行ける所まで行き無理せずに引き返すつもりだ。
 
 午前7:15、気温氷点下3℃、風も無く快晴の赤川登山口を出発する。岩尾根を登るには申し分の無い天候である。
 
 木橋を渡り、朝から何とも心地よい温泉の硫黄の臭いと満開のマンサクの花に癒されながら登りだす。
 
 赤川登山口から約30分ほどで登山道から左へそれコンクリート道を赤川谷へと入って行く。
 
 直ぐに巨大な砂防ダムが整列して出迎えてくれた。砂防ダムの上からこれから登るルートを見上げるが、

 期待と不安が半々だろうか。
 
 早速7つの砂防ダムを一つ一つ左右へ巻いてクリアーして行く。

 その後は肥前ヶ城と久住山に挟まれ巨岩のガレ場が延々と続く。
 
 足元は浮石だらけで注意するが何度か足をとられる。

 全てのスケールのでかさに圧倒されながら谷間を少しずつ登る。
 
 星生崎も目前に迫り、赤川谷から右へ分れ10分ほど登るが間違えたようで元に戻る。

 胸をなでおろしながら赤川谷を更に登る。
 
 今度こそと谷から久住山へ取り付き、今度は正解であったようだ。
 
 久住山西尾根を次第に高度を上げて行くと、始めてみる景色に感動が増していくのと共に恐怖心も増してきた。
 
 中腹を過ぎると尾根もナイフエッジとなり、三点支持で山肌にしがみつきながらの登りが続く。
 
 やっと尖った岩塔に到着して、登るのに精一杯で忘れていた写真を撮ろうと下を見下ろすが、

 足がすくみなかなか落ち着いて撮れない。
 
 残り少しを更に慎重に登り、午前10:00丁度、久住山頂に無事到着しホッとする。

 このルートは私にはやはり少し危険すぎた。
 
 もう2度と登る事は無いと思うが、何とも言えない達成感は私を満たしてくれた。
 
 春の柔らかな日差しの下で、九重連山の山なみをぼんやりと眺めながら格別のおにぎりを頬張り、

 午前10:30久住山頂を後にする。
 
 1年3ヶ月ぶりの赤川登山道だが、登山道の侵食は一段と進んだようだ。

 但し、大分大学の侵食防止試験区間は侵食が進んでいない。
 
 効果があるようで、感謝と共に是非この試験が成功する事を祈りたい。
 
 正午丁度赤川登山口に到着後、時間が早いので男池へユキワリイチゲの様子を見に行くが、

 春爛漫はもう少し先のようであった。
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

久住山と肥前ヶ城(登山道より)

 
 
 
 
 
 

 

 

肥前ヶ城と星生崎(赤川谷より)

 
 
 
 
 
 

 

肥前ヶ城東壁を見上げる(赤川谷より)

 
 
 
 
 
 

 

 

肥前ヶ城東壁を見上げる(赤川谷より)

 
 
 
 
 
 

 

 

これから登ろうとする久住山西尾根・ナイフエッジを見上げる(赤川谷より)

 
 
 
 
 
 

 

 

星生山・星生崎と久住避難小屋(久住山西尾根中腹より)

 
 
 
 
 
 
 

 

 

肥前ヶ城・扇ヶ鼻・星生山と登って来た久住山西尾根を見下ろす(久住山西尾根中腹より)

 
 
 
 
 
 
 

 

 

尖った岩塔脇からの星生山(久住山西尾根より)

 
 
 
 
 
 

 

 

尖った岩塔の脇から赤川谷を見下ろす(久住山西尾根より)

 
 
 
 
 
 

 

 

やっとの思い出たどり着いた久住山頂より星生山・硫黄山を望む

 
 
 
 
 
 
 

 

 

天狗ヶ城・中岳と大船山・白口岳(久住山頂より)

 
 
 
 
 
 

 

 

下山時、久住山西尾根をふり返る(登山道より)

 
 
 
 
 
 

 

 

今日のルートであった赤川谷と久住山西尾根をふり返る(登山道より)

 
 
 
 
 
 

 

 

赤川登山道脇の満開のマンサクの花

 
 
 
 
 
 

 

 

楚々と凛々しい見上げるユキワリイチゲ(男池付近にて)

 
 
 
 
 
 

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