天気と仕事で、久しぶりの山行き。牧ノ戸登山道とピーカンな夜明けに変化を求めて、 朝駆けの原点である三俣山へ登ろう。 前夜のライブカメラでは綺麗な笠雲を見せつけ招いているようにも見えるが、 こちらとしては撃沈を思わせられ尚悩む。 男池「おいちゃん家」前を経由して吉部から長者原へ到着、三俣山を見上げるが、 山頂部にガス雲がかかる。 ここで撃沈の覚悟を決めて、指山観察路入口ゲートへと詰める。 心配した道路脇の木の枝は工事の為か刈られて広々。 日の出時刻は午前6:00過ぎ、かなり早すぎるが午前2:00コンクリートの硫黄山道路を歩き出す。 月夜で明るい。 気温17℃で風がやや有り、暑くも寒くも無く朝駆けには丁度良い季節だ。 久しぶりの坊原をショートカットして再度硫黄山道路へ。 半年振りのスガモリ越にて小休止。西峰を越え、W峰・本峰の分岐から、いよいよ強烈な朝露が襲ってきた。 W峰山頂にて周りを見渡すと、南峰山頂辺りから明かりが見える。朝駆けの先行者は居ないようだったが?、 その灯りは動かないので星かもと思ったが、星にしては低すぎるし?。まあ、登ってみれば分かるさ。 下半身ビショヌレ状態で南峰山頂へ飛び出した。灯りの正体はテントだった。 テントの先端が見えていたのだ。 起こさない様にテントの脇を通り過ぎて大船山側の東端へ午前4:30前に到着する。 気温9℃南東の風は濡れた体には冷たい。 状況はピーカンだけは間違いないようであり、後はガスの程良い発生に期待するだけだ。 その期待に応えるべく、 午前5:20過ぎの朝焼けが始まると共に久住高原側の雲海が動き出し鉾立峠・立中山を越え出した。 そのガス雲は三俣山へは届くこと無く、しばらくの間迫力のあるガス景を見せてくれた。 しかし肝心の日の出時刻10分前ごろに突然ガス雲に覆われてしまい、ホワイトアウト。 落胆して呆然としていた日の出時刻を数分過ぎた頃、朝日がガス雲を赤く焼いて姿を現わした。 その後は、時折りガス雲に覆われつつしばらくの間、久しぶりのガス景を満喫し、 最後はブロッケンで閉める事が出来た。 途中で起きて来られた先客のテント泊の男性も、もちろん楽しめたようであった。 盛期のリンドウと遅すぎたツクシコウモリソウをカメラに納め下山する。来月に迫る紅葉が楽しみである。 |
朝焼けと平治岳・大船山(三俣山より)
朝焼けと大船山(三俣山より)
久住高原より鉾立・立中を乗り越え坊ガツル上で消え行くガス雲(三俣山より)
(画像クリック:拡大)
時折り白口岳へと襲い掛かるガス雲(三俣山より)
日の出直後の朝日と平治岳(三俣山より)
(画像クリック:拡大)
大船山脇からの幻想的な日の出(三俣山より)
ガス雲に揉まれる中岳・天狗ヶ城(三俣山より)
(画像クリック:拡大)
三俣山・本峰とブロッケン(三俣山・南峰より)
紅葉が楽しみな三俣山・北峰
三俣山・北峰と大鍋・平治岳(三俣山・本峰より)
気の早い紅葉と大鍋(三俣山・北峰より)