当初は曇り予報の29日(日)、花散策のみに行く予定をしていたが、途中から予報が晴れへと変わった。 限りなく撃沈の臭いがするが、こんな時こそ絶景がと自分に言い聞かせて、朝駆けすることにした。 山はこの時期日の出を大船山頂近くで見れる稲星山とする。 前夜、自宅で仮眠をと布団に入っては見るが眠れないので、 午後9:00頃牧ノ戸へ向けて自宅を出発する。 午後11:00前、牧ノ戸近くのPへ到着して、そこで仮眠に入る。熟睡とまでは行かないが、 珍しく軽く眠れたようだ。 午前1:00、仮眠から起き上がり牧ノ戸登山口へ移動して準備後取り付く。 牧ノ戸登山口の気温は13℃で涼しい。 登りの間は殆んどガスに覆われて前後の登山者が分からなかったが、 車からすると、多くが朝駆けしているだろう。 池の小屋を過ぎて稲星山に近くなるとガスが晴れてきて期待が膨らむが、 またガスに入ったり出たりの繰り返し。 午前4:00前、稲星山頂に早すぎる到着。気温は10℃だが強風が西から東へ吹き抜け、 岩陰に隠れるが寒い。 ガメラの前で珍しく持って来た三脚を立ててみるが、手を放すと三脚はとっととすっ飛んで行く。 状況は、下の1枚目の写真の感じで、ガス雲が強風に乗って左から右へと飛んで行く。 大船山は顔を出すことなくガスの中。 日の出時刻が近づくとガスは高さを増して、最初は時折見えていた中岳も見えなくなり、 更に空さえ見えなくなっていった。 そして日の出時刻、ガメラに向かってスタンバイしていたが、朝日は現れずひとまず撃沈。 諦めていたが、間もなくガメラの口辺りから朝日が現れた。ガスの流れと共に、 現れたり消えたりめまぐるしく展開する。 久しぶりの興奮に朝駆けの感覚が蘇った。そのうち中岳・天狗ヶ城も現れ出して、大満足の朝駆けとなった。 午前6:00前に稲星山を後にして久住山へと向かう。途中から眺める景色はスッカリ深緑に様変わりしていた。 稲星山と同じく強風とガスに襲われる久住山に着くと、 山頂標のそばで一人の登山者が震えながらガスに霞んでいる。 挨拶をしてみると、その人は私の弱い若い女性だった。 何と単独で久住山へ朝駆けして山頂で1時間以上粘ってるらしい。 話を聞くと熊本から来られたMさん、かなりの健脚だ。どうして女性は健脚ばかりなのだ?。男も頑張らねば。 Mさんとは久住避難小屋でお別れして、下山途中に重役出勤の「九重の四季」 の木下さんとお会いする。 その時点では、まだまだガスに包まれた九重連山、 木下さんの登場にて九重の女神がどう微笑むかが楽しみだ。 牧ノ戸登山口午前8:00到着。その後は何時ものように花散策へと回る。 今日も何とか予定していた花と出会うことが出来た。 |