焼けてくれた!、「来て良かった」と胸をなでおろす。 当初、お盆休みにと予定していたが、 どうもお盆の天候が芳しくなく予報の良い10日に前倒ししての山行きとした。 仮眠後の午前3:00、気温17℃の牧ノ戸登山口を出発して、薄雲に下弦の月と星が輝く空の下、 何時ものピッチで上げる。 途中、幾人かを追い越し午前3:25、天狗ヶ城山頂に到着する。すでに数人が待機中。 状況は、多くはないが横たわる雲が東の地平線上に有り、 日の出の場所辺りの雲が少し薄くなっているので期待した。 最初は天狗山頂から少し東へ下りた所で構えて、朝焼けの進行と共に徐々に下へと降りて行った。 肝心の朝焼けは期待した以上に焼けて行き、雲の形もあつらえたかのような形で、大満足の朝焼けとなった。 日の出は吊り尾根で迎えて、焼け行く山々を眺めながら、ゆっくりと中岳山頂にたどり着く。 山頂にたたずむ一人を見上げると、鉄人:悠悠さんだった!。 悠悠さんには隠密気味の時に良く見つかってしまう。 悠悠さんとはお話しさせていただいた後中岳にてお別れして、ノリウツギを訪ねて稲星越えへと向かう。 東千里中岳下から稲星越えまでの間はノリウツギの成長が凄まじく、ノリウツギの無い所は下草が生い茂り、 上だけ合羽を着たが、腰から下が直ぐにびしょ濡れ。更に稲星越えから稲星山へと上がる途中でもびっしょり。 その割には綺麗なノリウツギは少なく良いポイントも無く、少し遅かったようだ。 濡れた体と合羽にザックカバー等を乾かしながら、稲星北斜面でしばらく風に吹かれた。 何とも言えない気持ち良さだ。 その後、久しぶりのガメラに挨拶して、東千里から池の小屋・御池と下山を始める。 午前10:00ごろ、牧ノ戸登山口に到着する。既にかなり暑くなっていて、 今回は花散策はパスしておいちゃん家へ。 この暑さでも元気なおいちゃん・おばちゃんに元気を分けてもらって帰路に着く。 |