冬にしてはの好天続きで冬らしからぬ九重の姿に登山意欲も減退気味だが、登らねばならぬ運動、運動。 と言うことで、九重に冬らしさは何も無いだろうが好天予報の2日、朝駆けに行くことにした。 但し、気圧配置は冬型となり風が強そうなので、若干の霧氷への期待はないではない。 午前4:00、気温氷点下7℃、他に1台停まる星空の牧ノ戸登山口から歩き出す。予報通りに風が強い。 白さの全くないコンクリート道から沓掛山の山頂へと上げると登山道にはうっすらと雪が積もる。 上空を見上げると星は見えるが方向定まらない風に雪が舞う。霧氷への期待が膨らむ。 沓掛山を下ると雪は直ぐに止んで、その後はガスの発生も無く綺麗な星空が続く。大気も綺麗なようだ。 御池の畔に到着して天狗ヶ城へ登るべく見上げると、星が見えない!。いつしかガスに覆われていた。 午前6:00、北西の強い風、気温氷点下11度の天狗ヶ城山頂に到着。まさかのホワイトアウト。 疑いもしなかったピーカンからのホワイトアウト。最近撃沈が多いせいかショックが多きい。 その後も、少しのガス晴れの兆しも見せぬままに日の出時刻が近づき、時計で7時10分を確認。 あえなく日の出撃沈を確認してカメラをザックにしまい三脚の撤収を始める。 すると突然!、周りが明るくなった。ガスが急に下がって青空が開けた。 慌ててカメラをザックから取り出して、何が何やら夢中にシャッターを切る。 ガスが高すぎて中岳は僅かしか現れなかったが、何とか撃沈は免れて、ホッとする。 日の出後はブロッケンを求めて中岳に移動し、ギリギリ間に合って淡いブロッケンをゲット。 しばらくの中岳の後、再度天狗へ戻り、そして楽しみだった御池へと下る。 御池では一部解氷した水面際での綺麗な氷の造形をしばらく寝そべって楽しんだ。 御池の後は久しぶりに見る下山路の綺麗な青空を味わいながら、久しぶりのやや手ごわいヌカルミも味わう。 正午過ぎ、風は冷たいが暖かな日差しの牧ノ戸登山口に到着する。 |
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