都合により、かなり久しぶりの平日での朝駆けとなった本日、天狗ヶ城へと涼しい登山路をのんびり上げて行った。 平日とはいっても夏休みのせいか、前後には山蛍の明かりが点々と灯る。 見上げる空は残念ながらピーカンの様相である。 扇ヶ鼻分岐を過ぎた辺りで若い女性にスーと追い抜かれた。挨拶はかわしたが、 そのスピードに西千里の幽霊かと思った。 今日の目的地は又しても天狗ヶ城のネック。大船山と中岳の位置関係で、 どうもあの場所が大変気に入ってしまった。 御池の南縁を回り中岳・天狗の鞍部に出る。この瞬間が全てを決すると言っても過言ではなく、 ほぼその黎明が決まる。 よって、今日もためて頭を持ち上げる。するとガックリ。PM予想に反さず、 東の地平線付近はどんより雲と霞に覆われている。 上空に雲は有るものの焼けるための口が開いて無い様に見える。後は雲の移動や薄れ等に期待するしかない。 ところが、時間と共に徐々に焼け始めた。それも空一面に広がる様々な雲が次々と焼けていく。 濃い霞層に覆われた地平線下とは別に天空は焼けてくれた。とは言ってもやはり青空の純度はやや落ちる。 天空の朝焼けのショーは終わり、日の出時刻から5分程して、霞層から朝日がモヤっと顔を出した。 その後は青空に期待したのだが、空は薄い雲が覆い始めて日差しも弱くなり、諦めて下山することにした。 下山路の池の小屋では、久しぶりの原園さん・佳代さんとしばし話しが出来、 Chiemiさんとはニアミス後、後姿が見れた。 ちなみに、朝、私を抜いた若い女性は佳代さんだった・・・。 下山路は夏休み恒例、小学生達との楽しく笑える挨拶合戦と相成った。 その中の小学生の一人の男の子が私の事を小声で「あの人、変なおじさん」と言っていた(苦笑)。 下山後は、都合により花散策が出来ず帰路に着く。 |