降雪後の久しぶりの終日晴れマーク、もしかしたら期待のピーカン?。 待ちかねたように平治岳へと朝駆けに出発する。 何回も平治岳へ雪の九重連山の朝焼けを狙って登るが、ガスに飲まれて今だ叶わず。 今日こそはと、星の輝く夜道を男池へと向かい、午前1:00到着。唸るような風が車を揺さぶる中、仮眠にはいる。 午前3:00仮眠から起き上がると到着時は確か無かった車が1台。早めの午前3:30に星空の下出発する。 男池の森へ入ると期待して無かったトレースが有る、それも今日の物だ。さっきの車の人だろうが、珍しい。 先行者はトレースから3人だろうか?大変有り難いトレースを黙々と追いかけて行く。 雪は最初は2〜3センチで大戸越(うとんごし)手前辺りでは30〜40センチと、先行者に大変助けられた。 風が強いとばかり思っていたが、大戸越到着時は有り難いことに風は殆んど無し。上空は依然として星が輝く。 先行者の大船方向へのトレースを確認後、平治岳へと取り付く。 午前5:50、気温氷点下10℃、西寄りの弱い風が吹き付ける。状況は期待どうりのピーカンの様相と喜ぶ。 がしかし、やはり現実はそう甘いものでは無い。重々分かってはいるものの、つい夢を見てしまう。 日の出30分前辺りから突然ガスが襲ってきて、はかなくもホワイトアウトの世界へ。 標高の低い平治の何時ものパターン。 きっと今頃、天狗・中岳・大船辺りからは感動的な雲海に喜びの声があがっていることだろうと、 思いながら天を見上げる。 そして、ガスを淡いピンクに焼きながら日の出時刻を教えてくれた。 その後約1時間待ってようやく青空と九重連山が現れた。 午前10:00、下山開始。天気もいいし大船までもとの気持ちも湧いてくるが、所詮体力が無く断念。 久しぶりの深い雪の感触を味わいながら誰とも合うことなく正午に登山口到着する。 帰路、ばったりとオアシスさん に遭遇。星生に朝駆けをされていて、やはり平治を飲んだ雲海を楽しまれたそうだ。 |