牧ノ戸登山口---扇ヶ鼻---星生崎直下---久住上の台---御池---慰霊碑の丘---池の小屋---中岳---天狗ヶ城 ---久住避難小屋---西千里はずれ---牧ノ戸登山口 2月7日(土)のやや欲求不満気味のところへ、今冬一番の寒波が日曜日夜から襲ってくるらしい、と報じられた。 今冬一番の寒波!、冬の終わりが近づいたこの時期には聞き流せない言葉で、 早速やり繰りして山行きすることにした。 月曜日のヤフー天気予報は曇りで、GPV予報は晴れ。火曜日はその真逆で天気予報的には悩ましい。 悩んだ結果、GPV予報を信じた事と、 月曜日朝のPM2.5の数値が稀に見る少なさで5以下だったことから月曜日とした。 午前10:00前に自宅を出発し、途中の久住高原から九重連山を眺めるが、 しつこそうなガス雲に覆われていて心配になる。 正午前、氷点下9℃の牧ノ戸峠へ到着し、正午丁度普段より1枚厚着をして登り出す。 登り始めはガス雲の合間から日差しが照らす程度だったが、沓掛山を越えると次第に青空が多くなり始めた。 鍋谷辺りで雲と青空のバランスが丁度良い状態となり、 後が怖くなりそうなほどのグッドタイミングなガス晴れだった。 まずは扇ヶ鼻へと上がり始めると、さすがの予報通りで強く冷たい風が更に強さを増して襲いかかる。 あまりの寒さの為、扇ヶ鼻東端は直ぐに下りて西千里を先へ進む。 次は久住上の台へと上げて行き、狙いのシュカブラを探せども、海老の尻尾だらけ。 ここも強風のあまり早々退散。 北千里から吹き上げる強風に顔も手もしびれながら、ようやく御池の縁に到着する。 御池から慰霊碑の方へと上げていくが、不思議なことにここの風はあまり強くなく、しばし星生山を狙う。 そして、大発生の海老の大群に覆われ包まれた慰霊碑は、見事な芸術作品と化していた。 氷点下8℃の池の小屋で休息後、中岳・天狗ヶ城と廻るが、そのころには風は幾分か弱くなっていた。 その後時間調整しながら夕暮れを迎える予定の西千里はずれへと午後5:00過ぎ到着する。 到着時は薄いガス雲が僅かだったが、間もなく西から怪しいガス雲が夕日を遮り出して非常に焦った。 しかし肝心な日没前にはそのガス雲も薄らいで邪魔される事無く、近年稀なる綺麗な夕焼けを魅せてくれた。 アーベントも終わり、帰ろうと50メートルほどあるいた所で何とは無しに振り返ると、 とても綺麗な裏焼けが目に飛び込んだ。 今までに見たことがない綺麗なピンクの裏焼けで、すぐさま走って戻り慌ててシャッターを切る。 これも全てPM2.5の少なさがなせる業であろう。今冬一番の寒波は、今冬一番の景色を魅せてくれた。 |
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