牧ノ戸登山口---天狗ヶ城---牧ノ戸登山口 仕事も一段落がつき、15日早朝いつもの様に牧ノ戸峠のライブカメラを覗くと、駐車場が真っ白に!。 夕駆けを念頭に天気予報を確認すると、午後3:00頃から晴れマーク。取りあえず午前9:00過ぎ家を出る。 午後2:00頃まで九重周辺にて花散策した後、九重連山を眺めなおすが晴れそうに無く、 諦めて「おいちゃん家」へ。 翌16日は天気予報は良くないが、この日を逃せば雪は融けてしまうだろうから、朝駆けを決行。 午前3:00過ぎに気温4℃、風音唸る牧ノ戸登山口を出発する。風は強いが南寄りの風の為冷たくない。 午前2:00頃までは晴れていた空も、曇り空一辺倒に変わっていた。 楽しみな雪は東屋の展望台を過ぎると現れ始めたが、その後はチョボチョボで既にかなり融けていた様だ。 西千里辺りから懐かしい雪の感触を足で感じながら上げて行く。 久住分れに上がると赤川谷からの風は急に強くなる。石に足を取られながらトラバース道へと逃げ込む。 そして空池縁に出ると今度は北千里から吹き上げる風に空池へと飛ばされそうになる。 その強い風は強さを増しながら御池縁から天狗ヶ城山頂まで襲って来た。 チョットした恐怖を感じながら山頂東側へ隠れる。 午前5:00前、気温0℃、南西の強風吹き付ける。上空は依然として曇り空で、東の空も同じく曇り空。 但し、雲の薄い所が地平線上に横たわるので、もしかしたら少し焼けるかもと、一応期待して見る。 すると、その期待も束の間。山頂到着10分後に突然背後から襲って来たガス雲に覆われ、 ホワイトアウトの世界。 結局、そのガス雲は日の出時刻の午前5:45まで晴れることは無く、その後も晴れそうな気配すら無い。 ザックからカメラを出すことなく午前6:00、吹き上げる強風に向かって下山を始める。 ガスが晴れないかな、とふり返りながら久住分れ手前に来ると、目の前に星生崎が現れた。 慌ててザックからカメラを取り出し、シャッターを切る。何とか4月の雪景色を納めることが出来て、ホッとした。 帰り際のご褒美のようなこの景色一枚で、昨日からの疲れがスーッと体から消えて行った。 |