待ちに待った名残雪に待ってましたと行きたい所だった12日(土)は仕事に邁進。 最後の名残雪を逃して残念がるのも束の間、思いもよらぬ名残雪が直ぐにやって来た。 それも、写真屋にとって無くてはならない晴れ日も殿に引き連れて。有り難いが、 やや心配なのはPM2.5予報だけ。 前日、三愛で仮眠に入り、当日午前2:30、気温氷点下5℃、車が1台停まる牧ノ戸登山口へ移動。 北からの強風に車を揺さぶられながら準備して、午前3:15登り出す。 思った以上の湿っぽい雪がコンクリート道を覆い、その新雪上には新しいトレースは無い。 上空はガスに覆われて何も見えず、吹き溜まりに出来た綺麗なシュカブラに仕方なく足跡を刻む。 午前4:30頃、強風に久住避難小屋へと逃げ込む。と!!!、目の前をいきなりテントが塞ぐ。 困ったもんで避難小屋とテント場も分からない輩が占拠していた。 仕方なく入口の脇で着替えて、さっさと先へ。 気分悪い幸先に以前ガスも晴れずトーンダウンしながら最後の登りを天狗ヶ城山頂へと上げる。 ふと、中腹辺りで上空を見上げると星が一つ。そして午前5:30頃、天狗ヶ城山頂に到着。 山頂は強い北風が吹き付け、気温氷点下12℃、霧氷類はバッチリ。 上空はピーカンでガスが中岳・大船山を見え隠れさせながら北から南へと流れて行く。 この上ない状況が広がる。 やや明るくなると、御池から「ナスカの地上絵」ならぬ「ミイケの湖上絵」が浮かび上がる。 そして日の出、低くハッキリとした地平線から朝日が顔を出し、白い山肌をピンクに焼き始める。 ピンクのサンゴ礁は大きく広がり、良く焼けた朝焼けを長らく楽しむことが出来た。 その後は、中岳から御池経由で下山を開始、帰りに白い星生に気を引かれたが、 福寿草もある事だからパス。 午前10:00頃、牧ノ戸登山口に到着する。 その後、急いで移動して九重山中の「雪割福寿草」狙いに登り返したが、 惜しくも近くに薄っすら雪が残るだけだった。 今回は名残雪にしては、タップリの雪と霧氷類で白い九重を大いに楽しむことが出来た。 |
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