ようやく寒波らしい寒波が九重にもやって来て冬化粧をしてくれた。 何としてでもと、やや多めの仕事に精を出し何とか九重へ行けるようになる。 午前4:00、気温氷点下6℃の牧ノ戸峠から積雪したコンクリート道を歩き出す。懐かしい感触。 月が皓々と照らす雪道をゆっくりと上げて行きながら行先を思案する。冬場は何時も悩まされる。 途中、霧氷の具合を確認するが、あまり付きが良くない。きっと山頂部も良くないだろうし、ピーカンの様相。 と言う事で、星生山と三俣山の朝焼け狙いで、行先は星生崎とした。ガスに飲込まれない事だけを祈る。 星生崎山頂は気温氷点下10℃、強い西風が吹き付け、まずまずの積雪が月に照らされ、浮き上がる。 見渡す星生山と三俣山も結構白くなっていて、朝焼けも期待できる。後は朝日の頑張り次第。 そして朝焼けが始まり、大気の綺麗さを物語るような強烈な裏焼けが広がる。 その裏焼けに負けじと、星生山と三俣山も焼け始める。遅れて、広がる雲海の波頭が焼けて行く。 そして、最後に稲星山の山頂から御来光。久しぶりの一大絵巻が堪能出来た。 日の出後はブロッケン狙いで久住山へ登っては見るが、ガス雲は押し寄せてくることは無かった。 帰りは、星生崎へと再び登り返して、星生山経由で下山。さすがに多くの登山者とすれ違う。 |
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