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約2週間ぶりの九重、朝駆けも考えたが撃沈の確率が高いとみて夕駆けとした。 昼前、牧ノ戸登山口を通り過ぎて大曲登山口から眺める三俣山はまずまずの白さ。 気温が低いので霧氷も夕方まで持ってくれるだろうと、未知の三俣山への夕駆けへ正午大曲から歩き出す。 冷たく強い北西の風に吹かれながらスガモリ越から西峰へと上げるが、強い日差しが容赦なく霧氷を融かす。 心配しながらW峰から本峰へ周っておそるおそる狙いの北峰を覗きこむと、ガックリ!。 北峰のライブカメラで見える西面の霧氷は残っていたが、北峰の山頂部から南東面は皆無に等しい。 こんなにも霧氷が融けてることを予想していなかったので、しばし呆然とする。 三俣山は朝駆けも夕駆けも難しい、少し甘く見ていた。難しいほど惹かれるが、やはり撃沈は辛い。 時間はまだ午後2時、天狗ヶ城へ周る時間は十分あるが気力が無い、とにかくスガモリ越まで下ろう。 やや慌てながらスガモリ越まで下りつき、はるか彼方の天狗ヶ城を見上げるとまだ白く見える。 すると、気持ちとは裏腹に足が北千里へと下り出す。後は天狗に霧氷が残っているのを祈るだけ。 午後4:00前、疎らに霧氷が残る天狗ヶ城に到着。冷たい強風に慌てて防寒を済ませる。 そして待つこと約1時間、僅かだが融け残った霧氷が強烈な夕日に焼け暮れた。 良かった・・・。ほっと胸をなでおろしながら、夕焼けに向かって天狗ヶ城を後にする。 凍った足元に気を付けながら、北千里からスガモリを越えて大曲登山口に午後7:00過ぎに到着。 今年もありがとうございました。 m.saito |
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