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久住山(九重連山・大分)雲海と夏の花朝駆け登山フォトアルバム |
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(登山記) |
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2011.08.03 |
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台風9号が近づいて来ている。その前に一度九重連山へと曇りの天気予報だが、撃沈覚悟で久住山へ朝駆けする事にした。 | ||||||||||
今年の1月13日(雪山と雲海の朝焼け)以来の久住山への朝駆けである。黎明には期待せずにその後の花散策に期待する。 | ||||||||||
ところが、前日の午後10:00過ぎに大分市を出発してみると上空は星空の晴れである。疑心暗鬼なまま九重連山へと進む。 | ||||||||||
長湯温泉を過ぎて九重連山へ近づくにつれて星空は尚いっそう輝きを強めていった。牧ノ戸峠ではまさかの快晴である。 | ||||||||||
綺麗な星空の中を熊本方向へとハッキリとした機影が飛んでゆく。テンションも上り仮眠後、午前2:30牧ノ戸登山口を出発する。 | ||||||||||
気温16℃の中、沓掛山を越えるとやや強めの向かい風となり汗が抑えられる。前後には他の明りは見当たらない。 | ||||||||||
快晴の星空の下を、扇ヶ鼻分岐・西千里ヶ浜・久住分れと過ぎて、午前4:20久住山・東尾根へ到着する。 | ||||||||||
気温13℃、南東の冷たい強風、東の地平線上がやや明るくなっていて、空はピーカンの状態である。 | ||||||||||
風を避けて黎明を待っていると、午前4:50ごろに右手の久住高原側から風に乗って一筋のガスの流れが現れた。 | ||||||||||
そのガスの流れは、波のようにうねりながら中岳・天狗ヶ城を越え北千里ヶ浜へと下って行く。まるで天女の羽衣のように。 | ||||||||||
ほんの2〜3分の初めて見るその不思議で神秘的な光景に興奮せざるおえない。ファインダー越しに見入る。 | ||||||||||
その後、天女の羽衣は太さを増して大きな川となり私の居る久住山・東尾根をも飲み込んで行った。ホワイトアウト状態となる。 | ||||||||||
視界を求めて少しでも高いところへと久住山頂へ午前5:00過ぎに移動する。視界は開けた。 | ||||||||||
荒波の雲海の彼方に大船山が浮かび、時折り中岳・天狗ヶ城が見え隠れすると言う、何とも贅沢で格別な風景である。 | ||||||||||
おまけに大船山の背後から淡い光だが光芒も立ち上る。まさしく時を忘れてしまうような時間が過ぎていく。 | ||||||||||
日の出時刻が近づくと雲海は更に盛り上がり、日の出自体は見る事が出来なかったが、その後もガス景を楽しむことが出来た。 | ||||||||||
更に待てばブロッケンも期待は出来たのだが、充分に満足出来たので欲張らずに、午前6:00に久住山頂を後にする。 | ||||||||||
今回も下山道中・下山後に夏の花散策を楽しんだ。 | ||||||||||
牧ノ戸道では鮮やかなシモツケソウ(下野草)や可愛らしいヤクシマホツツジ(屋久島穂躑躅)などが見られ、 | ||||||||||
ほかでも、モウセンゴケ(毛氈苔)やサワギキョウ(沢桔梗)など多くの夏の花にお目にかかれた。 | ||||||||||
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ピーカンの日の出40分前の東の空と天狗ヶ城・中岳(久住山より) |
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天女の羽衣のごとく九重高原側から登って来て棚引く幻想的なガスの流れ(久住山より) |
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次第に太さを増していき勢い良く北千里ヶ浜へと下っていくガスの流れ(久住山より) |
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九重連山の遥か彼方の東の空へと湧き上がる積乱雲(久住山より) |
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日の出15分前の東の空の朝焼け(久住山より) |
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大船山の背後から立ち上る淡い光芒と朝焼けする雲海(久住山より) |
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日の出直後の久住高原側から駆け上がる大量の雲海(久住山より) |
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東の空の朝焼けする積乱雲と雲海(久住山より) |
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目覚めたばかりの朝焼けする星生山へ襲い掛かるガス雲(久住山より) |
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凛とした出で立ちで朝日を浴びる星生山(久住山より) |
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曲線美の天狗ヶ城と綿帽子姿の三俣山(久住山より) |
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ガスと雲海の荒波に揉まれる天狗ヶ城と中岳(久住山より) |
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ふんわりと優しくガス雲に包まれる三俣山(久住山より) |
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久住山を見据えるように鎮座する星生山(久住山より) |
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雲海の荒海に揉まれる大船山と中岳・白口岳(久住山・東尾根より) |
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ようやくガス雲の薄れた三俣山と天狗ヶ城(久住山・東尾根より) |
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雲海に浮かぶ阿蘇五岳と赤川谷・肥前ヶ城東壁(久住分れより) |
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シモツケソウ(下野草) |
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ヤクシマホツツジ (屋久島穂躑躅) |
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モウセンゴケ(毛氈苔) |
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サワギキョウ(沢桔梗) |
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ヒゴタイ(平江帯) |
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